しんのすけ

Interview

クリエイターインタビュー

映画の感想だけじゃなく、全学生に向けたメッセージが話題! 企画した「#休校チャレンジ」は7,400万回再生以上!

TikTokを始めたきっかけや目的、いつからやっているのか?

講師をしている学校で、夏休みはいる前に生徒に自分たちで目標を設定してもらい、夏休み明け1 日目になぜ達成できたか、なぜできなかったかを考える授業をしようと思っていた。 そこで学生だけがやるのはフェアじゃないなと思い、自分もやったことのないことに挑戦しようと 思った。 それまでTikTokは見るだけだったが、生徒が夏休みにかける時間と同じ分、自分はTikTok必死に 考えてやってみるね、というので始めた。 もともと裏方の仕事だったから自分が出るという発想がなくて、映像が自分は作れるから、普通の TikTokやっている女子高生には作れない映像つくればバズれるんじゃないかなと思ったけどそう でもなく。 色々考えて、自分の考えうるものを色々やった時に、自分が一番話せるのは映画の感想なんじゃな いかということに気が付いた。 ワンピースの動画を撮ろうって気づいたときに、そういえば映画の感想言っている人って (TikTokでは)いないことに気づき、映画感想YouTuberというのはいるけど、めちゃくちゃ有名 な映画感想・映画批評YouTubeってなんでいないんだろうと思った。YouTubeだと検索しないと 出ないため、映画の好きな人じゃないと調べない。一般の人って、映画の感想を言っている人とい うのに周りの人以外でいないんだろうなっていうのに気づいた。 テレビでも映画の紹介や面白かったみたいな感想しかみたことなくて、なぜ面白くないっていうの を言っている人もいなくて。話題作に反応する人は絶対いる&わざわざ検索する人は少ない、そう 考えたときTikTokのレコメンドスタイルはあってるんじゃないかと気づいた。

投稿頻度や投稿内容はどのように決めているのか? 他のSNSとの違いを感じるところ、意識している点

TikTokは鮮度、いわゆる今旬を大事に。検索じゃない時点で、今のものを出さないと、ダメだし、 普遍的な面白いものは関係ないと思うけど、コンテンツを作るっていう考えで行くと、TikTokは 旬のものを出すっていうのが良いんだろうなと思っている。それがみんなが見たいものであり、求 めているものだろうなと。
YouTubeは逆にそれが関係ない。

TikTokをする上で心がけていること、こだわり

開始三秒には絶対タイトルつける。一分内にどこまで情報を収めるかを重視している。 情報だけになると面白くなくなるので、情報を減らして、自分の意見を6~7割入れるっていうの は決めている。最低限の情報だけ入れて。 情報だけ紹介すると、ネットで調べればいいし、ただの情報でしかない。いいねがついても、 Amazonの作品にいいねがついいているのと同じことだと思っていて、発信している人にとってあ んまり得になってないというのは感じている。 自分の意見をメインにしないと、自分にファンがつかない。その人にとっていいねとフォロワーが 増えるだけで、その人にはなんもなくなっちゃうと思う。

TikTokの投稿によって伝えたいもの/こと 「#休校チャレンジ」など社会性があるものをやり始めるきっかけなど

情報弱者を救うっていうのが僕の最近のテーマになっている。 今の若い世代には、色んな情報をちゃんと仕入れたうえで何を信じるか精査できる人になってほし いと思っている。TikTokで得られるものが楽しいだけじゃない、TikTokをきっかけに情報を見極 められるようになろうねっていうのを発信するための土台作り。 子供向けに(落合さんが専門家にひたすら質問する番組のように知識・情報を伝達するようなこと を)今誰もやっていないっていうことに気づいて、誰かがやらないとと思った。 学校が始まるから行くしかないと思っちゃうし、親も行けっていうし。どこかからかほのかに出て くる情報を受けるしかない。その状況を、誰が子供に伝えてくれるんだろうかって考えたときに、 とりあえずやっておくかと。 大人向けで言うとe-sportsだったり、新しく生まれた職業・文化を早く受け入れてくれっていうの がある。新しいことを受け入れていかないといけない、受け入れようねナチュラルにっていうのを 大人に伝えたい。

TikTokを通して実現したいこと/今後投稿したいコンテンツなど

映画感想は映画の人口、ファンにまだなっていな人をファンに押し上げたい。 こういう形で映画を紹介する人がいるんだよっていうことを映画業界に波及出来れば良い。 映画館の館長だったり、俳優だったりの自分が好きな各プロフェッショナルと対談するシリーズを のせたい。 一人でやるコンテンツは映画感想として継続すると同時に、色んな人とやることは、TikTok全体 が、TikTokerが、何かやっているな感を感じてもらいたい。

TikTokを始めて、変わったこと、嬉しかったできごと・エピソードなど

映画感想がこんなにリアクションあると思っていなかった。 映画関係者からLINE来た時に見てるよって言われて、こういうことになるって思っていなかった。 消費者からコメント来てというのは思っていたけど、配給側の僕が絶賛した人からDMきたりって いうのもあった。 映画の作り手じゃない部分から、映画業界に影響を及ぼせるようになったのが一番面白い。 今までだったら知りえなかった人とやり取りがあるのが一番うれしい。