Interview
クリエイターインタビュー
クリエイターにTikTokを始めたきっかけや動画制作についてインタビューしました。
いままでの活動内容・今の職業になられた背景 アニメ作家・コマどりを始めた背景など を教えてください。
アニメーションというものに興味を持ったのは小学生の時ぐらいだったと思います。最初は主に 2D のアニメに興味があったんですが、専門学校に入り「コマどり」というものを知りました。その後はドワーフ 現在篠原さんが勤務されている TYO 傘下のアニメ会社 でアルバイトを始めて、そこの社員に。アルバイトの期間も入れたら今年で 5 年目になります。 Netflix の「リラックマ」に参加した時は最年少メンバーでした。
TikTokを始めたきっかけや目的は?
最初はたまたま知り合いが見ていたことからTwitter を始めて、その時フィギュアのコマどりを一本あげてみました。その後 2019 年の GW にトンコハウス映画祭が新宿であって、コマどりのライブパフォーマンスを実施したんですが、それがきっかけで TikTok に動画を上げていくようになりました。
TikTokはみんなすぐスワイプしていくので短いものをあげるよう意識しています。他にもサムネイルをこだわったりメイキングが分かるようにあげています。そうすることでコマどりの価値やすごさ、大変さも伝えていきたいです。ストーリー・プロセスみたいなのも含めてコマどりの価値を一般のユーザーに伝えて、楽しんでもらいたいんです。「#感動時間」を増やしたい、驚いてほしい、楽しんでほしい、心を動かしてほしいと思いながらやっています。
最終的には自分の作品で人気を獲得して、ビジネスにつなげていきたいですね。フィギュアのコマどりは自分を知ってもらうきっかけになればと思います。
TikTokにあげるモチベーションは?
モチベーションは2 つあって、 1 つはコマどりで生きていくためにファンをつくらないといけないという危機感。もう 1 つは作品を見た人に喜んでもらえるという事。承認欲求を満たしてくれるという事でもあります。クリエイターは喜んでもらえることがモチベーションになると思います。
TikTokを始めて、変わったことは?
取材したいという依頼、形になっていないものも含めると、仕事の依頼も来るようになりました。仕事につながったものとしては redbull さんからの依頼 (Red Bull Kumite2019等) などがあります。 CM の依頼が入るようになり、会社の中でも指名で仕事がもらえるようになりました。
だいたいTikTok を始めてから 1 年ぐらいでそういった反響がありました。特に地上波番組テレビ朝日グッドモーニング に出たあとに TikTok でのコメントも増えたと思います。TikTokは予想しない反応が起きる不確実性・偶然性の面白さがあると思います。ユーザーとして見ているときに検索せずにだらっと見ていて、偶然面白いものを見つけた時もそうですし、自分のフォロワーが急に伸びたのにも驚きました。
篠原さんの今後の目標や夢は?
SNSを活用して仲間を増やして、自分の作品で世の中の「感動時間」を増やしたいと思っています。好きなこと、好きな仕事をやっている時も感動時間だし、動画をみてくれた人が色々感じている時や、自分がチャレンジしてる姿を通して伝えることも感動時間。そういった時間を世の中に増やしていきたいです。